滋賀医科大学附属病院に新設されました脳卒中・心臓病等総合支援センター長に就任しました循環器内科の中川です。脳神経外科の吉田副センター長、多職種のスタッフの方々と力を合わせて、滋賀県民の方を脳卒中や心臓病から守るために頑張っていきたいと思います。
　循環器病は、突然に発症することが多く、早期発見と迅速な診療・治療を行うことが重要です。生命にもかかわる疾患で、救命に成功しても寝たきりなど健康寿命を縮める最大の要因となります。その多くは事前の健康診断や、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病を早期に治療することで防ぐことが可能です。長期にわたり経過することから、慢性期においても症状の変化に応じた医療・介護・福祉など多岐にわたる支援が必要となります。
　こうした取り組みを推進するための拠点となるべく、2022年より厚生労働省のモデル事業として「脳卒中・心臓病等総合支援センター」の公募が開始されました。2024年の公募に採択され当院に滋賀県初の「脳卒中・心臓病等総合支援センター」が開設されました。本センターは、滋賀県の患者さんやご家族の様々な疑問や不安に対して、医療にかかわる多職種が対応し支援を行います。是非ともご活用ください。

脳卒中・心臓病等 総合支援センター
センター長　中川　義久